まだまだ暑い日が続きますね、9月も続くそうです…こんにちは、モリタニです。気が滅入る暑さの話はさておき、今回はヴァナゴンT4エンジンマウント交換をご紹介したいと思います。
エンジンマウントとはエンジン(A/T含む)をシャーシに連結させるものであり部品としては金属とゴムブッシュから成り立っています。ゴムブッシュを使用しているのはエンジン振動を吸収している為です。これがない金属のみの部品だとエンジンの振動がダイレクトにシャーシに伝わるのでとても乗れたものではなくなってしまいます。そしてやはりなのですがゴムブッシュですので、走行距離及び年数で劣化してきます。走行振動やエンジン振動などでブッシュがへたるもしくは痩せてくるんですね。そうなると何がおきるかというとエンジンの振動が車内に通常よりも大きく伝わってきます。例を挙げると
信号待ちなどDレンジでの停止中、車内全体が振動が大きくなった。
「P」から「D」に入れた時のショックが大きくなった。
加速時や減速時の振動が大きくなった。
などです。あともう一つ、この夏場の時期はエアコンを使いますよね。エアコンのコンプレッサーが作動するとエンジン負荷がかかりますのでよりエンジン振動は大きくなります。つまりエンジンマウントが劣化すると冬場より夏場の方が振動が大きく感じられます。
上記の例に当てはまるものがあったり長く乗ってられて一度も交換した事がないもしくはこれからも長く乗る為にリフレッシュしたい場合などエンジンマウント交換をお勧めします。
エンジンマウント一式交換
今回お客様のご用命によりエンジンマウント一式交換する事になりました。
エンジンタイプにもよりますがT4は主に写真3点のマウントになります。
エンジン側のマウント交換作業中の写真です。わかりにくいですがエンジンマウントは取り外しています。
左が新品、右が付いていたマウント。ゴムブッシュがちぎれていました。これではエンジン振動を吸収出来ず異音の原因になりますね。
すでに交換後の写真ですがAT下側マウントです。へたったマウントですとATとサブフレームの隙間が小さくなります。
エンジンマウント交換しリフレッシュされたT4
エンジンマウント交換し各チェック。不快な振動がなくなりました。エンジンマウントのへたりが大きいほど改善具合はわかりやすいと思います。
いかがだったでしょうか。T4も年式はもちろんの事、10万キロを超えた車両も多くなってきました。きちんとメンテナンスをしていけばまだまだ現役で乗り続けられます。使い勝手の良い人気ある車種ですからね。末永く乗る為にメンテナンスや修理相談などお気軽にご相談ください。
またオンラインショップでの購入も可能です。
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モリタニ