T4の最も多いトラブルのひとつでもある「クーラント漏れ」
T4のオーナー様であれば、一度は耳にしたことがあるであろうトラブル
クーラント漏れ(水漏れ)
もしかすると、既にご経験済で修理したよという方も多いかもしれません。
そんなオーナーにとって悩みの種でもあるこのクーラント漏れですが、今回GAKUYAで修理のご依頼を頂きましたのでご紹介させて頂きます。
クーラント漏れが起こる箇所とは?
クーラント漏れの原因となる箇所も様々あるので、一概には言えないのですが今回は実際に修理させて頂いたお車を見ながら解説していければと思います!
まず、修理前の状態がこちら
ボンネットを開けただけですが、いろんなところにクーラント液が飛び散ってこびり付いた跡があるのが確認できます…
これは色々なところから漏れていそうです…
漏れ箇所の特定作業をすすめていきます。
サブタンクからもクーラント液の補充補充の継ぎ足してなんとか難を逃れていたような感じが見受けられます。
サブタンク本体も長らく交換されていない雰囲気が感じられます。
樹脂製のパーツなのでここまで行くといつ割れてくるかわからいですね…
次に下側に目を移すと…どうやら電磁ポンプからも漏れがありそうですね…
ここも意外と抜けがちですが、あるあるの漏れ箇所です。
更に深部に向かっていくと、漏れていました。
ここもあるあるの漏れ箇所であるエンジンオイルクーラーに付いているホースですね。
オイルクーラー本体の劣化やはもちろん、周辺のホース・Oリング類など様々な要因が考えられます。
クーラント漏れの原因部品の交換
漏れ箇所の特定が出来たので、漏れている箇所のパーツをごっそり外していきます。
クーラント液がエンジンルーム内に飛び散っている様子が伺えます。
ざっと交換部品を並べてみました。
その他にも細かいホースやOリングなども交換対象となりました。
電磁ポンプもかなり劣化が見られるので、交換となりました。
そしてよくあるのがこのTピース(フランジ)ですね…
ご覧の通り朽ち果ててしまっています…
これではいつTピースが割れてクーラント漏れ出してもおかしくありません。
新品と比較すると一目瞭然。
全く別物パーツに見えますね…
T4 ヴァナゴンのTピース(フランジ)の劣化によるクーラント漏れは非常に多いので、要注意です。
クーラント漏れが起こる前に早めのメンテナンスを
このようにT4 ヴァナゴンの宿命とも言えるクーラント漏れですが、漏れ出してからのメンテナンスでは大変危険です。
クーラント液がなくなったまま走行してしまうと、最悪エンジンオーバーホールなんてことも…(クーラント液がみるみる減るような場合は直ちに走行をやめてください)
もちろん整備していればトラブルが起こることはありません。あるあると言いつつも、漏れ箇所は大抵決まっています。
最悪のケースを招かないためにも早め早めのメンテナンスをおすすめします!
GAKUYAでは定番の原因パーツを常時在庫しております。
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