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NEW?!クラシック?!VWが新しいロゴデザインを発表

先日ドイツはフランクフルトモーターショー(国際モーターショー/IAA)にて衝撃的な新しいロゴデザインを発表しました。新型EVの『ID.3』とともにフォルクスワーゲンの新しい時代の始まりを示す位置付けのようです。このロゴとともにフォルクスワーゲンはよりリアルでモダンな、世界的に統一された360度のブランドを創出していくという。

| デジタル化にも対応したクラシックなフラットデザイン

新しいロゴはフラットな2次元の無駄のないデザインに。過去のロゴとは「W」の下の輪郭部分がサークルから離れているのが特徴。このシンプルかつ洗練されたデザインは昨今のデジタルメディア時代にも柔軟に適用できるよう考慮されているそうです。

フォルクスワーゲンのブランドデザインの変更は、新たなブランディングキャンペーンでは世界最大級だそう。今のところ英国や日本ではまだロゴ変更が行われていないようですが、世界的には2020年半ばまでに完了する予定だそうです。

難しいお話をしても面白くないのでここで歴代のVWロゴを見ていきましょう。

| 1937-1939

1933年2月11日にベルリンで開催されたモーターショー。ヒトラーが「これからの国家の評価は鉄道ではなく高速道路の長さで決まる。自動車が金持ちの階級のものである限り、それは国民を貧富の二階級に分ける道具にしかならない。国家を真に支えている多くの国民大衆のための自動車であってこそ、文明の利器であり、素晴らしい生活を約束してくれる。我々は今こそ『国民のための車』を持つべきである!」と演説しVWの自動車生産がスタートしたと言われています。そのVWの最初のロゴはアドルフ・ヒトラーが国民車(フォルクスワーゲン)の生産を命じた、その誕生を反映しているそうです。VWの文字は中心に配置され、周囲が歯車のようなものと、ナチスのマーク(右まんじ)のグラフィックがデザインされています。

| 1939-1945

最初のロゴからわずか2年後、第二次大戦中に新しく変更されました。少々おとなしいデザインにはなりましたが歯車はまだ残っています。VWのデザインは大きくなり比率としては今日のものとほぼ同じになりました。

| 1945-1960

戦後からのデザインより歯車が省かれシンプルな見慣れたロゴです。これはフォルクスワーゲンがドイツの所有権に戻った際に設計されたようです。

| 1960-1967

このロゴはフォルクスワーゲンの歴史の中で唯一正方形の形をしたデザインです。北米市場に参入し、よりグローバルなイメージを維持するために新しくなったと言われています。

| 1967-1978

60年代後半、さらにロゴが変更されました。正方形が取り除かれることになりこの後は一度も正方形にはなっていません。VWのマークも抜き文字ではなくなりブルーを基調としたカラーに。このブルーを使ったイメージは2019年まで続くことになります。

| 1978-1989

70年代が過ぎ中国市場に目を向き始めた80年代、成熟度をアピールするために一新。グラフィックデザインはそのままで、背景が青で文字が白とカラーが反転し2重フレームの再来となりました。

| 1989-2000

この11年間で3回変更となりました。1995年までは50年代と同じグラフィックですが水色に、2000年までは80年代と同じですが紺色になり、最後の2年間は2つのロゴが共存されていたようですが、1999年以降は若干立体的になった印象がありますね。

| 2000-2012

2000年に入りロゴはとうとう三次元の立体的なデザインになりました。2010年で若干の変更がりました。ここまで来るともう見慣れた感じですね。

| 2012-2019

2012年以降はさらに進化した三次元バージョンに。次世代に向けたフォルクスワーゲンの新時代のコンセプトの究極の進化と言われていました。2019年の新しいロゴは2020年代半ばまでには移行が完了するようですので、もしVWディーラーさんを見かけた場合はこのロゴを見納めくださいませ。

| 2019-

フランクフルトモーターショーでお披露目されたNEWデザインのVWロゴ。このロゴは白地に青、青地に白、白地に黒等様々なカラーバリエーションで発表されました。クラシックなグラフィックに逆戻りという感じですが、GAKUYAのような旧車も扱う会社としてはなんだか嬉しく新鮮です。

| 余談

VWの周りにサークル、と簡単なように見えますが、昔からVWロゴには厳しい規定がありました。おそらく今回も厳しい規定があるのでしょうね。

 

とにもかくにもフォルクスワーゲンというブランドが大好きです。今後の益々の発展を祈りながらイチVWファンであるGAKUYAも同じように成長してまいりたいと思います。

 

株式会社GAKUYA