みなさん、こんにちわ。モリタニです。
ようやく暖かくなってきたなと思ったら一気に暑くなってきましたね。心地よい気候はほんと短くなりましたね。
さて本日は表題の「6RポロGTiのエキゾーストパイプから黒煙が出る」の修理をご紹介したいと思います。
お客様から「黒煙がもくもくと出てる~」という事でお預かりしましたが確かに真っ黒な排気ガスが出ています。
写真では撮れなかった(写真撮る技術足りずですいません💦)のですがかなりの量です。空ぶかしするとマシかな。リヤバンパーも煤で汚れてます。こういった場合、エンジン不調であったり、チェックエンジン警告灯が点灯したりするはずですが特に不具合はなさそうです。診断テスターで診ても異常なし。これで正常なんて事ないだろうと診断を進めた結果、意外なものが黒煙発生の原因でした。
燃料高圧ポンプの内部漏れ
原因はエンジンに付いている燃料高圧ポンプの内部漏れによるものでした。現在のガソリンエンジンは直噴エンジンが主流でこのポロのエンジンも直噴エンジンです。直噴エンジンは従来のものより更に高圧の燃料噴射を必要とします。その高圧を発生させるポンプをエンジンのカムシャフトで駆動しています。今回はその駆動箇所から内部漏れを起こしエンジンオイルと混ざってしまっていました。結果黒煙が出るという症状になっていたわけです。しかしながら黒煙以外特に不具合が見受けられなかった為、燃料高圧ポンプの不良とはすぐに思い当たらなかったです。黒煙は初期症状であったかもしれません。このまま走行を続けるとガソリン混じりのオイルですのでエンジン不調を起こしたり油圧低下を招いていたかもしれません。燃費も異常に悪くなると思います。やはり何か異変を感じるとすぐに点検に出すという事ですね。
燃料高圧ポンプの交換
早速交換作業に入ります。作業はそれほど難しくありません。燃料のホースラインなどは注意して取り外します。
新旧の高圧ポンプ。エンジンオイルもガソリン混じりであった為、オイル及びフィルターも交換しています。
いかがでしたでしょうか。GAKUYAでは珍しい案件でした。今回はお客様が黒煙にすぐに気づき修理依頼をしてくれた事が大事に至らずに済んだと思います。比較的年式の新しい車でも日常点検やチェックし何か異変を感じたらすぐに点検するという事が大事ですね。では今回はこのあたりで。
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モリタニ